みなさま、お久しぶりです。
本当に、ブログの更新が滞っており申し訳ありません。
このところの、ガザ地区への攻撃、心が痛みます。
イスラエルのダンスカンパニーであるバットシェバ舞踊団のメソード
「GAGA」をやっている私が、こういう発言をするのはオーガナイズ
側の人間として是なのか非なのか分かりませんが、しかし、イスラエ
ルがパレスチナを攻撃しているのは紛れもない事実で、その一方、
「GAGA」をエンジョイしているのもまた、事実です。
以前勤めていた京都芸術センターというところで、数ヶ月を分たず、
パレスチナの演劇公演と、イスラエルの「GAGA」を開催したことが
ありました。この時のスケジュールは全くの偶然だったのですが、
アートに携わる以上、政治や各国の情勢や、思想、宗教といったもの
から、逃れることはできない、と思わずには居られませんでした。
また、そんな複雑に絡み合い、時として人の命も奪いかねない、対立
する物ごとを、並べることができるのもまた、アートの味なところだと
思っています。
現在の状況について、心を痛めていますが、一方で現在来日中の
バットシェバ舞踊団の「SADEH21」は、素晴らしいものでした。
厳しくも淡々と。そして透き通るような照明。最後の最後まで、手を
抜かない、隙のない素晴らしい作品です。
ダンスとの出会いは、作品性も、時代背景も、観る側の心持ちも、すべて
が作用すると思いますが、いま、この作品を日本で見る、と言うことにも
何か、感じずには居られないものがあるように思います。
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