ご無沙汰してすいません。
観劇録です。
9月14日。キリアン「East Shadow」
今の私にどうこう言えるような次元の作品ではなかった…。完敗。
しかし、5年後、10年後、とこの作品を見たら、きっとその時々によって見え方が変わってくるだろう。マイルスーンの様に見たい作品。そんなことが叶ったらいいのだけれど。
9月28日。ヨーロッパ企画「建てましにつぐ建てましポルカ」
やった〜、大阪凱旋でようやく観られたヨーロッパ企画。時代物、貴族ものだけど、ヨーロッパ企画らしいじれったさの作品。京都公演を一足先に見た友人と、晴れてヨーロッパ企画ごっこで盛り上がる。「鷲の紋章ですぞ!」「狼の紋章ですぞ!」
9月29日。「平山素子ムーヴメントワークショップマスターコース ショウイング」
新しいホールと言うこともあって、ホールスタッフの方の対応が遅くて遅くて気絶しそうになった。作品は、のっけからぶいぶい飛ばしていて、素子さんがショウイングをいい意味で遊んでいるのが楽しい!三輪亜希子さんが要所要所ですごく効いてる。みんな、このショウイングに出られて幸せ〜、というのが伝わるショウイングだった。
10月は、どれもこれも、ん〜、っていう作品で、琴線に響かず、かけない。
11月8日。「サイトウマコトの世界 vol.2」
京都芸術センターでやるコンテンポラリーダンスの公演にしてはチケット代が高かったので、「いいもの見せてくれないと暴れるぞ」という気持ちで言ったが、暴れたくなる、というよりも、飛び跳ねたくなるほどの素敵な公演だった。9人の女性ダンサーが出演するのだけれど、これが技量の誇示のし合いにならずに、また女性のエグみを見せるぞ〜、という感じでもなく、とてもよかった。
中でも、斉藤綾子さんが、本間紗世ちゃんの頭に段ボールをかぶせるところ、そしてそれを取るシーンが、私はとても好き。若さ故の生きにくさや、その中のなんとも言えない感情なんかが多弁に見える気がした。あと、関典子さんの狂気じみたダンスが私はいつも愉しみなのだけれど、今回は、それだけではない関さんのたおやかな感じも含まれていて美しいダンスだった。私は美しい物が好き(中3の時に、そう言ってみんなに引かれたことがあるが、そうなのだ)。
センチメンタル、は同じ公演を見ていた連れと、「他人事ではない」と終演後大爆笑。とにかく、そんなダンスです。私は大好き。女性がんばれ!と思いながら感情過多に感情移入してしまう。
南都制作オフィスのブログですが、いろいろ気にせず書いていこ〜、と思い、これからも綴って参ります。
暴言悪言、どうかお許しください。
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