今日は、「エトワール・ガラ2014」を観てきました。
パリ・オペラ座バレエ団を筆頭に、シュツットガルトや
ハンブルクからも、超一流ダンサーたちが集まって…。
演目は、というと、クラシックは「眠り〜」くらいで
その他はコンテンポラリー。
ノイマイヤー、プティ、ゲッケなどの作品が並びました。
私が特に惹かれたのは、アンジュラン・プレルジョカージュ振付の
「ル・パルク」より”解放のパ・ド・ドゥ”。
衣装がとてもナチュラルで(ちょっとホテルのパジャマみたい・笑)
強くあり儚くも感じられる二人の関係性が、
ドラマチックすぎず描かれているように思いました。
あとは、ジェローム・ロビンズ振付の「牧神の午後」。
全く見つめ合わない男女なのに、悲しくも強い関係性を感じます。
コンテンポラリーダンスの男女は、得てして姉と弟に見えるなぁ、と
思うのですが、今回観ていて思ったのは、
振付家によって、”女性に何を投影するか”が違うのがとても興味深い。
プティは、どんな作品でも女性の中にコケティッシュな要素が
含まれていますし、
ノイマイヤーは、柔らかくたおやかなもの、
ニジンスキーは、男性を補完するもの、
という所でしょうか?
振付家によって、母性、処女性、美の偶像、悲しさ、など違いますが
この振付家にとって、女性というのがどういうものであるか、というのが
ガラではよく伝わる気がします。
もちろん、「ノイマイヤーはそんなもんじゃない!」などの意見もあると
思いますが、楽しみ方の一つ、ということで…。
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