2011年12月31日土曜日

本年は本当にありがとうございました

みなさま、本年は、本当にお世話になりました。
ワークショップにご参加くださった皆様、展覧会にお越し下さった皆様、本当に
ありがとうございます。
色んなことのあった1年でしたが、人と人のつながりの有り難さや、人の善意に
触れる機会のとっても多い一年であったのではないでしょうか?

大震災が起こった、ちょうどその時間、私は京都で平山素子さんのワークショップ
ショウイングのリハーサルに立ち会っていました。
京都も揺れまして、けれどそのときはそんなに大事になっているとは思わなかった
のですが、後々状況が分かって右往左往してたのを今でもよく憶えています。
そのときに、平山素子さんがショウイングに出演するダンサーの皆さんを集めて、
「私たちには踊ることしかできないのです。だから、それを精一杯やりましょう」
ときっぱりと仰いました。
ダンサーの皆さんの一人ひとり、俳優の、劇作家の、市井に生きる一人一人が
本当に尊い存在だと思っています。その皆さんが、あるべき場所で、活躍出来るよう
そのサポートを、引き続きしていければ、と思っています。

芸術の世界は甘くないし、全員がダンサーとして生きて行くことはできないでしょう。
舞台をつくるのは「天使の骨を磨くような作業」だそうです。
たとえ、プロとして活躍出来なかったとしても、天使の骨をごしごし磨いた、という
経験は、大事なものです。

皆様、2011年、本当にお疲れ様でした。2012年、ますますのご活躍をお祈りしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿