2011年11月20日日曜日

観劇録:20111114「アイ・ラブ・坊っちゃん」

またもや音楽座のミュージカル「アイ・ラブ・坊っちゃん」を観てきました。
観劇録は、あくまでフクシマの私見ですので、ご了承くださいね。

さて、音楽座。チームとしてのまとまりが公演を追うたびに高まっているような気が
しました。俳優の、作品にかける集中力が非常に高かったように思います(千秋楽だった
というのも大きな要因でしょうが)。
と、なるとやはり厳しいのが劇の構成。現実と虚構の世界をめまぐるしく行き来する、
という非常に難しい構造であるのに加え、一場面だけ出てくる重要そうで実は全然
伏線でもなんでもない、という役が多いのが気になりました。メイン級の俳優さんを
多く抱えていらっしゃるからこその苦肉の策だとは思いますが、脚本の弱さは否めない…。
俳優の精度が高まってきたからこそ、解決していっていただきたい点だな、と思います。

と、厳しい意見でもありますが、俳優の真摯な姿勢が伝わってきて、上演中ぼろぼろと
涙を流しながら観劇していました。終演時にはすっかり腫れぼったい瞼で…。
音楽の持つ力は強いです。それが芝居やダンス、歌と重なり合ったときは、
1足す1が3にも10にもなります。
それが、私がミュージカルを好きでいる理由なのかも知れません。

乱文失礼いたしました。

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