2011年11月27日日曜日

「僕らの履歴書」稽古進行中

「僕らの履歴書」は、展示の一部として芝居をやるのですが、
その稽古も佳境に入ってきました。

今日は、別の本番を抱えているため、演出家が不在。
と、いう訳で、細かい直しを行いました。
とにかく劇構造が複雑で、当初は演っている本人たちもどこでどう繋がっている
のか分からない!!という状態でした。
なので、今日は台詞を中心に、場所や時間軸を整理し直しました。
言葉、というのは不思議なもので
同じ抑揚で言っているようでも、微妙な差異を人間は敏感にキャッチします。
感じで読むと平易に思える言葉も、音で表すと、分かりにくい、ということも
あるし、もちろんその逆もある訳で。
それをいかに伝えるか、という取捨選択です。

こういう作業は、演劇だけでなく、ダンスでも、小説でも、ありますが
取りかかるのは気が重い(だって煩雑だから!!)けど、やり始めると面白く
そして創作過程には欠かせないプロセスです。

思うに、演出や戯曲の執筆、それから振付けなどをしている際に、
クリエイターの視点とそしてもう一つ、エグゼクターの視点を持つことは、
とても大切なんじゃないかと思います。
今回の「僕らの履歴書」では、それを一人の人間がマルチに行うのではなく、
複数の人間が、分担して行っています。
作家として名前が挙がっているのは一人ですが、演出チームも複数名の
スタッフが、チーム戦で闘っています。

展示/芝居ともに面白く仕上がりつつあります。
入場は無料ですので、ぜひ足をお運びください。
(あら、やっぱり宣伝になっちゃいました)

0 件のコメント:

コメントを投稿