2014年8月1日金曜日

素子さんのワークショップ

今日は、名古屋での平山素子さんワークショップ。
19時〜21時までの2時間でした。

集まったのは20名弱で、メンバーは20〜40代くらいかな??
私がオーガナイズするときは、10代の学生さん、
ローティーンの方が混じることも多いのですが、今回は
年齢も近く(12歳と22歳の10歳差と、32歳と42歳の10歳差は
違いが大きいものですから)、統一感があるように思いました。
そして、男性が3人もいた!
これはとてもいいなぁ、と思いました。


からだの中でピンポン球を跳ねさせる、とか
からだにクリームを塗る、とか
イメージから動きを創っていくプロセスとか、

早く、ゆっくりを混ぜながら歩く。止まってみるとか

エクササイズをふまえて、自分で動きを構成してみる、とか。

皆さん、苦心しながらも果敢に取り組まれていました。


コンテンポラリーダンスは何でもあり!!と思われがちですが
盲滅法、思いつくままに動いているのは、
私はあまり好きではありません。
そういった意味でも、今回のワークショップのように
「インテリジェンスのある身体を意識する」というのは
コンテンポラリーダンスで、けっこう重要だと感じています。
なので、素子さんのワークショップに意義を感じているのですよね。


また、コンテンポラリーダンスは特に、
創作者がきちんと意図を持って動きを創っているのか
踊る人は、この動きの面白さ(ドラマ性、意味、作者の意図など
なんでもいいんだけどさ)について、ハテナ?ってなっていないか
というのが露骨に見え隠れするんですよね…。
そりゃもう、クラシックバレエとかとは格段の差で。
バレエはアンデオール、ターンナウト、高く、細く…という
明らかな法律があるけれど、コンテンポラリーダンスは
そうではないから、どうしてここの位置までなのか、なんでこの早さ
なのか、いつ動き出すのか、みたいなことに説得力がなければならない。
その意味で、インテリジェンスのある身体、というのが必要になって
くると思うのです。

メソッドはこれでなくちゃ駄目、とは思わないし
メソッドなんてくそくらえ、でもいいんだけど
やはり研ぎすまされた身体、というのが、必要だと思うのです。
息長く踊ろうとすれば。




なんてことを思いながら、見学していたのでした。
ちゃんちゃん。

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